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英語とか海外ドラマとかそのほかのこと

TOEIC対策の新しい武器

 今日はあまぞんから新しい本が4冊も届く。そのうちの1冊はTOEIC関連。


CD付 新TOEICテスト990点攻略 (新TOEICテストスコア別攻略シリーズ 5)

CD付 新TOEICテスト990点攻略 (新TOEICテストスコア別攻略シリーズ 5)


はい。まだまだ990なんて立場じゃないです。なまいき言ってすいません(・∀・;)


でも問題の解き方とかちゃんと知りたいと思ったので買いました。


すぐには読めないけど、強力な武器となってくれることを期待しています。楽しみ!



今日の英文は二つ。

 

 

He reluctantly consented to his daughter’s marriage.

 

 

Nobody would assent to the terms they proposed.

 

 

上はconsentで下はassent。

二つともほぼ同じ意味で、同意とか合意とか表す。


用法は

 前置詞to 名詞 で 名詞に同意、合意する。


assent / consent to do で、することに同意、合意する。

 

でも今日確認したいのは、この二つのニュアンスの違い。


OALDでは、

 

consent = to agree to something or give your permission for something

 

assent = to agree to a request, an idea or a suggestion

 

これだけだとよくわからないけど、consentの方は、許可を与えるという意味合いが強い。つまり、権利を持っている人が他の人に権利を与えるというときに使われる。

 

世の中にはconsent theoryっていうのがあって、同意理論って訳される。つまり政府の権力の行使が正当化されるのは、権力が行使される人の同意がある場合のみである、っていう考え方。この場合でももともと権利を持っているのは、市民であるわれわれであって、市民の同意がない権力の行使は許可されたものではないってことになる。

 

一方のassentは、より平等な権力関係にある人達のあいだの合意の意味合いが強い。

 

訳し分けるときは、consentを「同意」として、assentやagreementを「合意」とするといいかもしれないと思うのだけど。

 

(例文と定義はすべて Oxford Advanced Learner's Dictionary 9th edition © Oxford University Press, 2015 から。)

 

assentの対義語は dissentで、反対する。

 

dissenting oppinionはアメリカの裁判所では「反対意見」を意味する。「反対意見」とは、判決となる多数派の意見majority oppinionに反対する意見。それゆえdissenting oppinionはminority reportと言われることもある。ちなみに、majority opinionは、正式な判決として裁判所の意見 つまりcourt opinion となる。英米法では判例が非常に重要視されるので、court opinonは法律に近い権威を持つことすらある。